長期•分散•積立投資は成功するのか

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投資家はなぜ負けるのか〜プロスペクト理論〜

ケース1

①確実に100万円もらえる

②1/10の確率で1000万円。外れたら何もなし

 

ケース2

あなたには今1000万円の借金があります。

①何もせず900万円に借金減額

②1/10の確率で帳消しにできる。外れたらそのまま

 

行動経済学の「プロスペクト理論」によると人間の脳は利益と損失の感じ方に違いがあり、利益よりも損失の方を3倍大きく評価するそうです。

 

どちらも期待値が+100万円ですが、

ケース1では1/10の確率で1000万円もらうより確実に100万円もらう方が魅力的。

ケース2では900万円の借金より1/10の確率でも借金がなくなる方が魅力的。

 

利益を得る場合と損失を抱えた場合で同じ期待値でも見え方が違ってくるのです。

 

これを投資に置き換えると、

ケース1:(1000万になるかもしれないけど)100万で利益確定しよう。

ケース2:-1000万から-900万になったけどプラ転するかもしれないからホールド。

 

利確は早く、損切りは遅いということになり、投資でこれを続けると資金を減らす可能性が高くなります。