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投資への基本的な考え方

短期の投資タイミングは当てられない
 世の中には株価予想や注目銘柄の予想がたくさん出回っています。それがインチキだというつもりはありませんが、予想を当て続けることができればすぐにお金持ちになれます。株式投資をしている人は世界中にいるので、中には当て続けて大金持ちになった人もいるでしょう。


 ただ、凡人である私が一生懸命にチャート分析や個別株分析を行なって、ほかの人を出し抜いて金持ちになることは難しいでしょう。宝くじを当てに行くのと同じだと思っています。


過去に学ぶ
 そこで予想ではなく歴史、過去に学びながら投資を行なっていくことにします。

 

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ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」より


 さまざまな資産がありますが、株式が最も長期的リターンの点で優れていたという歴史的事実に基づいて、可能な限り株式への投資を進めていくのが基本的な考え方です。


株式投資のリスクとそれへの備え
 株式にはその会社が倒産して株の価値がゼロになってしまうリスクがあります。これに対して株式インデックスであれば、何らかのルールで算出対象企業(=投資対象企業)が入れ替わり価値がゼロになることはありません。


 また、経済危機で株価が長期に低迷するリスクに対しては、生活をある程度の期間続ける現金を常に持つことで株価の回復を待つことができます。


 よく言われる生活防衛資金は生活費の6ヶ月から24ヶ月くらいが標準のようです。生活防衛だけでなく、暴落時のリバランス(追加投資)資金も考えると、40ヶ月から48ヶ月程度(*)保有しておけば、暴落時も安心して投資判断が行えると思っています。
*現時点で1600万円程度


常に最悪を想定する
 2006年から2008年の世界金融危機時はS&P500が約50%下落しました。円建てだと一時的に60%程度の下落になりました。これが今から起こったらどうなるかをいつも意識するようにしています。


 現在の資産であれば、リスク資産50%の下落率で約3500万円の資産減となり、現金比率は現在の20%から33%に上がります。
 
 上がった現金比率を20%に戻すまでの約500〜600万円が新たに投資余力として生まれることになります。この投資余力をすべて使っても現金は1000万円以上、2年間は生活できる金額が残っています。
(ただし大暴落の真っ只中に残り2年の生活費というのはやや心許ないはずで、実際には少しづつ追加投資している間に株が回復傾向になる想定です。)


 新たに生まれた投資余力を適切に運用できれば、株価の全戻しを待つことなく資産が増えることになります。


リスク管理と利益確定と追加投資タイミング
 リスク管理として、現金比率を20%以上に保つことを第一の指標とします。
 これを超える場合は極力コストを変えない方法で資産の現金化を行います。
 暴騰時には機械的に売り、暴落時には機械的に買うことになります。


 上がるも下がるも予想できないという基本的な考え方の中で、機械的なリバランス(利益確定)を行なっていく方針です。

 

こちらの書籍を参考にしています。

敗者のゲーム