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米株高はバブルなのか〜長期金利との比較〜

先週金曜のS&P500は史上最高値を更新しました。年間での更新回数では最多だそうです。

 

米株は常に割高と言われています。

S&P500の長期チャート

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引用元:https://www.multpl.com/s-p-500-historical-prices

 

ただし、コロナ後の金融緩和、超低金利を考えると説明ができる水準だと思っています。

 

S&P500のPERは29.68(12/10終値)。

ここから益回り(一株利益÷株価)を計算すると、3.37%になります。(1÷29.68)

 

長期金利として米国10年債の金利が1.48%

 

安全な国債を買うよりS&P500を買った方が1.89%利回りが高いことになります。

(3.37-1.48=1.89)

 

リーマンショック前の2007年ではこの差が0.97%

長期金利4.76% S&P500益回り5.73%)

ドットコムバブルの2001年はなんと-1.53%

長期金利5.16% S&P500益回り3.63%)

 

国債の利回りは確定していて、S&P500の一株利益は増える可能性があるので一面的な比較ではありますが、株を売って国債を買った方が確実に得、となれば株は売られますね。

まだそこまで株が高くなっているわけではないと考えられます。

 

オミクロン型の登場による動揺や、地政学リスクの高まりによる下げは今後も起こるでしょうが、慌てて売る必要はなさそうです。